コラム

屋根材メーカーごとの立ち位置を整理する(価格帯・性能・用途)

2026.01.14

屋根材は「どのメーカーでも同じ」ではありません。

実際には、

によって明確に立ち位置が分かれています。

本記事では、

**仕入れ判断・施主提案に使える“メーカーのポジショニング整理”**を行います。

まず理解すべき「メーカーの3つの価格帯」

屋根材メーカーは、大きく3つのゾーンに分かれます。

① 価格重視ゾーン(コスト優先)

特徴

向いている用途

注意点

② バランスゾーン(標準グレード)

特徴

向いている用途

実務目線

最も採用が多いゾーン。

施主との価格・性能バランスが取りやすい。

③ 高耐久ゾーン(プレミアム系)

特徴

向いている用途

注意点

材料単価は高いが、

長期的な再塗装コストを考慮すると合理的なケースも多い。

性能で見るメーカーの違い

① めっき層の考え方

ガルバリウム鋼板

標準的な耐食性能。

SGL鋼板

マグネシウム添加で耐食性向上。

切断端部の耐久性も改善。

👉 ただし、

SGL=必ず長寿命とは限らない(塗膜・環境条件が重要)

② 塗膜グレード

ポリエステル

価格重視。

一般住宅でも多く採用。

シリコン

耐候性向上。

バランス型。

フッ素

高耐候。

再塗装周期が長い。

③ 板厚の違い

0.35mmと0.4mmでは、

に差が出ます。

価格差と施工性のバランスを考える必要があります。

用途別に見るメーカー選定の考え方

新築戸建て

重視すべきポイント

バランスゾーンが中心。

カバー工法リフォーム

重視すべきポイント

施工性の良いメーカーが有利。

非住宅・倉庫

重視すべきポイント

価格帯ゾーンが採用されやすい。

メーカー保証の“立ち位置”を読む

保証年数はメーカーごとの戦略でもあります。

保証の範囲と免責条件を読まずに提案すると、

将来トラブルになります。

商社視点で見るメーカーの違い

メーカーの違いは、性能だけではありません。

も重要です。

現場トラブル時に

**“相談しやすいメーカーかどうか”**も判断材料になります。

まとめ|メーカーは「良し悪し」ではなく「役割」

屋根材メーカーには、

それぞれの役割があります。

重要なのは、

現場・施主・立地条件に合った立ち位置を選ぶこと。

価格だけで決めるのでもなく、

ブランドだけで決めるのでもない。

法人・個人事業主の皆様は、

「どのゾーンの製品か」を理解するだけで、

提案力が一段上がります。

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