スーパーガルテクトにおける高断熱屋根のご提案

冬場の快適性は「屋根材の断熱性能」で決まる

屋根は最大の熱損失ポイント

建築物における熱損失の中でも、屋根部分の割合は非常に高いと言われています。
特に寒冷期においては、暖房で暖めた空気が屋根から放出され、室内の温度低下・暖房効果の悪化を招きます。

法人のお客様におかれましても、住宅性能向上や光熱費削減の観点から、屋根材の断熱性を重視した使用提案が求められるケースが増加しています。

スーパーガルテクトとは？──断熱性に優れた金属屋根材

アイジー工業が提供する高機能屋根材

「スーパーガルテクト」は、アイジー工業が開発した高断熱・軽量・高耐久を兼ね備えた屋根材です。
ガルバリウム鋼板と断熱材（硬質ウレタンフォーム）を一体成形しているため、従来の金属屋根とは一線を画す断熱性能を実現しています。

複層構造による優れた熱遮断性

・表層：遮熱鋼板（赤外線反射性能あり）
・中層：硬質ウレタンフォーム t=16mm（高断熱材）
・表面：アルミライナーによる湿気対策

この複層構造により、外気の影響を最小限に抑えると同時に、室内に逃がさない性能が評価されています。

冬がにおける具体的な導入メリット

1.室内の温熱環境が安定し、快適性が向上

高断熱性能により、室温の変動が少なくなるため、エンドユーザー（居住者）の満足度向上につながります。特に高気密・高断熱住宅との相性が良く、HEAT20 G１~G2水準を目指す仕様とも親和性があります。

2.暖房負荷の軽減による光熱費削減

断熱性の低い屋根材と比較し、暖房の稼働時間や出力を抑えることが可能です。これにより、月々の暖房コスト削減という経済的メリットが生まれます。

3.結露防止による建物寿命の延伸

屋根裏面における結露リスクが低下し、野地板や断熱材の劣化・腐食を防ぎます。
長期優良住宅対応やメンテナンス性の高い住宅仕様を提案する際の付加価値要素としてご活用いただけます。

提案先・利用シーンの一例

寒冷地の新築住宅・建売住宅

長野・新潟・東北などの寒冷地での戸建住宅においては、スーパーガルテクトの断熱性能が大きなアドバンテージとなります。ZEH住宅のような省エネルギー基準適合住宅にも適しています。

断熱改修を目的としたリフォーム工事

屋根の葺き替えに合わせて、省エネ改修・住宅性能向上リフォームとして導入することで、リフォーム提案の差別化を図ることが可能です。
※「断熱性能向上による冷暖房費削減効果」などをシュミレーション資料として添付することで、提案の説得力が高まります。

まとめ｜断熱×軽量×高耐久の”次世代屋根材”

スーパーガルテクトは、単なる金属屋根材ではなく、快適性・省エネ・耐久性を兼ね備えた高機能屋根材として、住宅の価値を底上げする強力なパーツとなります。

建築のプロフェッショナルである皆様にとっても、エンドユーザーの満足度向上、競合との差別化、長期的な信頼構築という観点から、有力な提案材料となることでしょう。